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運動会シーズン到来!ケガをしないために気を付けるべきことは?

ご覧いただきありがとうございます。

お身体の悩み、不調を抱える方が少しでも良くなって頂けるように様々な情報をお伝えしております。

 

10月に入り、運動会が~というお話をよく聞きます。

子供が転んで怪我をしたというお話もありますが、意外と多いのが大人の怪我です。

 

若いころは部活動で運動をしていたり、20歳過ぎても趣味で運動されている方はいらっしゃいますが、30歳を過ぎると運動習慣が減っていく方多くいらっしゃいます。

子供の運動会で親が走るというお話も聞きますが、運動習慣がない方が急に走ると怪我をされる方が多くいらっしゃいます。

 

今回は

「急に運動をされた方の怪我」

について解説していきます。

 

急な運動でなぜ怪我をするのか?

 

運動習慣がない方は、身体の可動域が狭くなっています。

これは、関節周りの筋肉や靭帯が硬くなっているため起こりますが、その影響により、頭のイメージと身体の使い方に差が出てしまいます。

もっと動けたはずなのに・・・

というのはまさにこの状態です。

 

そして、硬くなった筋肉が急激に伸ばされることにより肉離れやアキレス腱断裂など様々な怪我を引き起こします。

 

特に慢性的に肩こりや腰痛などをお持ちの方は背骨の柔軟性が無くなっている傾向にあります。

背骨の柔軟性がないと、股関節が代わりに動いたり、膝や足首など下肢に影響が出てきます。

使いすぎた筋肉は硬くなっていき、その影響で神経がうまく働かなくなっていきます。

筋膜リリースという言葉もありますが、筋肉の表面の膜が硬くなり、他の筋肉や骨、人体と癒着することで、筋肉と筋肉の間を走る神経や血管が圧迫されることで、下肢への血流循環が低下し、神経の圧迫とともに筋肉にうまく力が入らなくなっていきます。

 

可動域が広がることも大事ですが、身体の使い方や、筋肉が使える状態に再教育していくことが怪我の予防にもつながります。

 

急な運動で起こる怪我はどんなものがある?

 

先ほども少しお伝えしましたが、急な運動で起こる怪我として

  • アキレス腱断裂
  • 肉離れ
  • 捻挫

 

などがあります。

 

アキレス腱断裂

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アキレス腱断裂は、30~40歳代の男性に好発し、その多くはスポーツ活動中に発生する外傷です。

スポーツ外傷の中でも重症度が高く、競技復帰までに平均6か月程度かかると報告されています。

また、トップアスリートにおいては、アキレス腱断裂の治療後、機能やパフォーマンスが改善せず、引退の原因になることも少なくありません。

アキレス腱断裂例では、受傷時に突然、足首の後ろの痛みを自覚します。

また、受傷時の衝撃を「後ろから誰かに蹴られた」「バットで殴られた」「ボールが当たった」などと表現することが多いのも特徴です。

受傷直後は、痛みのため体重をかけることができず歩行が困難な状況となりますが、少し時間が経つと歩行可能となることもあります。

歩行可能な場合でも、つま先立ちができなくなるのが特徴です。

 

アキレス腱断裂が起こった場合には、足首の後ろのアキレス腱のところが凹むため、触るだけで断裂していることが分かります。

 

アキレス腱断裂の治療法として、保存療法(ギプスや装具で治す方法)や手術療法(断裂した腱を縫合する方法)があり、いずれも良好な治療成績が報告されています。

近年、保存療法・手術療法のいずれにおいても早期機能的リハビリテーション(早期より足を動かす訓練を行ったり、体重をかける訓練を行ったりするリハビリテーション)の有効性があるとされており、いずれを選択しても早期機能的リハビリテーションを行うことが一般的になりつつあります。

アスリートにおいては、手術療法を選択した方が競技復帰までの期間が短くなるという報告も散見されます。

 

肉離れ

正式には「筋挫傷(きんざしょう)」といいます。

スポーツを行うなかで、急に無理な動作をした場合に発生する筋膜や筋繊維の損傷・断裂をした状態です。

筋肉が裂けたり破れたりすることを筋断裂といい、筋断裂のうち範囲が部分的なものを一般的に肉離れと呼びます。

発症すると患部に激痛が走り、それ以上運動を続けられなくなります。

ときには筋肉が断裂した瞬間に「プチッ」という音が聞こえることもあります。

 

肉離れは、筋肉の強い収縮とともに、逆に強く引き伸ばされるような方向の力が加わったときに起こりやすく、急なダッシュやストップ、ジャンプからの着地などのタイミングで多発します。

筋肉疲労の蓄積、加齢、ウォーミングアップの不足などは、肉離れを引き起こす要因となるため、日頃からストレッチをするなどして予防を心がけることが大切です。

特に肉離れが起こりやすい部位として、ハムストリングス(太もも裏にある筋肉)や大腿四頭筋(太もも前面の筋肉)、内転筋(内ももの筋肉)、腓腹筋(ふくらはぎにある筋肉)など、下半身の筋肉に多く起こります。

 

肉離れは程度によりますが、軽めであれば内出血など見られず、損傷部位の張り感程度の場合もあります。

筋肉が切れている状態ですので、安静にして、保存療法で経過を観察していきます。

損傷した部位の回復を早めるため、周囲の筋肉の緊張を取り、損傷部位に負担をかけずに過ごせるように施術を行うことが一般的です。

テーピングなども効果的です。

 

捻挫

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捻挫は、関節を不自然な形に捻ることで関節の靭帯や腱、軟骨などが傷つくケガのことです。

関節部分の血管が傷ついて内出血を起こすと、その部分が腫れてきます。

身体のどこの関節にも起こる可能性があり、足首や指などに多くみられ、突き指も捻挫の一種です。

スポーツのほか、転んだり、高齢者が階段を踏み外したりして起こるケースも多くあります。

こうした炎症、傷などの刺激によって発痛物質というものが作られ、痛みが起こります。

 

捻挫が起こりやすい部位として足首の関節があり、

軽度でも繰り返して捻挫をすることで、靭帯が断裂することもあります。

癖になっている場合は、セルフケアでトレーニング等を行い予防していくことをおすすめします。

 

急に身体を動かす機会がある場合に怪我を予防しておくためには

 

どうしても運動不足で、怪我をしないか不安になっている方もいらっしゃるかと思います。

 

その場合は、ストレッチ等で予防していくことが大切です。

ストレッチも大きく分けると、じわーっと伸ばすような静的ストレッチと、動かしながら伸ばす動的ストレッチの2種類があります。

運動前に適切なのが、動的ストレッチです。

 

アキレス腱を伸ばすようなストレッチをじわーっと伸ばすのではなく、反動を使って伸ばすようにしましょう。

太ももの裏も前屈など反動を使って伸ばしていくことが望ましいです。

 

静的ストレッチは、怪我の予防より、次の日に疲労を残さない、または柔軟性アップを目的としているため、運動前は動的ストレッチで、筋肉に刺激を入れて、筋肉と神経をリンクさせていくように動かしておくことで怪我の予防につながります。

 

当院では

上記のような指導を行い、怪我の予防を行っておりますが、怪我をしてしまった際には、いかに早く日々の生活に戻れるかが大切になります。

そのため、アキレス腱断裂、肉離れ、捻挫などの外傷に対しては、痛めた原因を把握し、身体の使い方や可動域を取り戻しながら、損傷部位に対しても痛みを減らすようにアプローチしていきます。

血流循環を改善し、筋肉の緊張を取り除くことで痛みは軽減してきます。

また、ストレッチや軽いトレーニングなども行うことで、さらに回復が早くなっていきます。

一日でも早く日々の生活に戻れるようにお身体の状態を整えていきますので、怪我をしてしまった際には当院も一つの選択肢としてご活用いただければと思います。

また、今後怪我をしないためにも、全身の状態をみて、セルフケアのアドバイスや、骨格・骨盤矯正を行い全身の状態を整えていきます。

外傷に関しては、整骨院や接骨院では保険の適応となりますので、費用負担を減らして施術を受けることもできますので、気軽にご相談いただければと思います。

 


「身体を変える。未来を変える。」

痛みの改善から、痛くならない体づくりへ。

 

キトキト鍼灸接骨院

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