変形性膝関節症とは?原因・症状・治療法を専門家が徹底解説!
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変形性膝関節症とは?|膝の構造と病気の基本を知ろう
変形性膝関節症とは、膝関節の軟骨がすり減ることで、関節に炎症や変形が起き、痛みや可動域の低下を引き起こす疾患です。
特に40代以降の女性に多く、加齢に伴って発症しやすくなります。
膝関節は、大腿骨(太ももの骨)、脛骨(すねの骨)、そして膝蓋骨(お皿の骨)で構成されており、骨の接合部には関節軟骨が存在します。
この軟骨が、関節の動きをスムーズにし、衝撃を吸収する重要な役割を果たしています。
しかし、長年にわたる使用や加齢、体重の増加、外傷などの影響で軟骨がすり減ると、骨同士が直接こすれ合い、炎症や痛み、膝の変形を引き起こします。
これが変形性膝関節症の主なメカニズムです。
主な原因とリスク要因|なぜ変形性膝関節症になるのか
変形性膝関節症の発症にはいくつかの要因があります。
代表的な原因は「加齢」と「関節への長期的な負荷」です。
年齢を重ねることで軟骨の弾力性が失われ、摩耗しやすくなります。
また、肥満も大きなリスク要因です。
体重が増えると膝関節への負荷が大きくなり、軟骨がすり減るスピードが加速します。
さらに、O脚やX脚といった脚のゆがみ、遺伝的な要素、過去の膝のケガも発症に関与するといわれています。
特定のスポーツや立ち仕事など、膝を酷使する職業・生活習慣を持つ方も注意が必要です。
日頃の姿勢や動きのクセを見直すことが、予防への第一歩となります。
代表的な症状と進行度|初期〜重度のサインとは?
変形性膝関節症の症状は、初期・中期・末期と段階的に進行していきます。
初期段階では、歩き始めや階段の上り下りなど、動き出しに違和感や軽い痛みを感じる程度ですが、放置すると悪化します。
中期には、膝の腫れや動かしにくさが現れ、正座や長時間の歩行が困難になります。
末期では、関節が変形し、歩行が著しく制限されるほか、安静時にも痛みを感じることがあります。
進行を防ぐには、早期発見と早めの対処が非常に重要です。
痛みを感じ始めたら、自己判断せずに専門家に相談しましょう!
治療法と対策|鍼灸接骨院での対応やセルフケア方法
変形性膝関節症の治療には、「保存療法」と「手術療法」があります。
一般的な鍼灸接骨院では、「保存療法」を中心に、痛みの軽減や可動域の改善を目指した施術を行います。
たとえば、筋肉の緊張を緩めて血流を改善する鍼灸治療や、膝周辺のバランスを整える整体・手技療法が有効です。また、必要に応じてテーピングやサポーターの使用も併用します。
自宅でのストレッチや太ももの筋力強化も、膝への負担を減らすのに効果的です。毎日のちょっとした積み重ねが、膝の健康を守ります。
変形性膝関節症との上手な付き合い方|予防と生活習慣の見直し
変形性膝関節症を予防し、進行を抑えるには、日々の生活習慣を見直すことが大切です。
まず、体重管理は非常に重要です。
膝関節は体重の3~5倍の負荷を受けるため、わずかな体重減でも大きな効果があります。
また、正しい姿勢や歩き方を意識することで、膝への偏った負担を減らすことができます。
運動としては、ウォーキングや水中運動など、膝に優しい有酸素運動がおすすめです。
さらに、栄養バランスの良い食事や、十分な睡眠も関節の健康維持に欠かせません。
膝にやさしい生活を送ることが、変形性膝関節症と上手に付き合っていくポイントとなります。
まとめ
変形性膝関節症は、加齢や膝への過度な負担によって軟骨がすり減り、炎症や痛み、変形を引き起こす疾患です。
早期には「歩き始めの痛み」など軽い症状が多いですが、進行すると日常生活に支障をきたす恐れもあります。
一般的な鍼灸接骨院では、鍼灸や手技療法による痛みの緩和、姿勢や歩行の改善指導を行い、症状の進行を抑えることが可能です。また、自宅での運動や体重管理など、日常生活の工夫も大きな効果をもたらします。
「膝の痛みが気になるな」と感じたら、早めの相談が大切です。変形性膝関節症と上手に向き合い、元気に動ける毎日を目指しましょう。
当院では
キトキト鍼灸接骨院では、変形性膝関節症に対して、様々なアプローチを行います。
骨格・骨盤矯正では、身体の重心バランスを整えて膝への負担を減らします。
内臓調整では、日々の生活習慣でダメージを受けている内臓を調整して、内臓や、その周りの膜による影響を取り除き痛みを減らします。
整体施術では、神経や筋肉、血管などへのアプローチを行うことで、痛みの原因となる筋肉の緊張、神経に引っ張りなどを取り除きます。
これらを行うことで、歩行時の痛みの軽減ができ、歩きやすくなっていきます。
施術後は痛みがなくなったと喜んでいただいております。
- 膝に負担がかかりすぎると腫れてくる
- 起床時の痛みがつらい
- 買い物に行くのもつらい
などの痛みがあれば、ぜひ当院にご相談くださいね!
キトキト鍼灸接骨院のアクセスマップ
大阪市東成区大今里2-11-27 岡本ビル1階
地下鉄千日前線今里駅、新深江駅徒歩約10分
この記事の監修者
「身体を変える。未来を変える。」
キトキト鍼灸接骨院 院長 中土 育弘(なかつち やすひろ)
経歴
- 東洋医療専門学校 鍼灸師学科卒業
- 平成医療学園専門学校 柔道整復師学科卒業
- 明治東洋医学院専門学校 教員養成学科卒業
- 東洋医療専門学校 専任教員
- 2023年10月 キトキト鍼灸接骨院 開業