上腕二頭筋長頭腱炎
上腕二頭筋長頭腱炎にお悩みの人へ
- 物を持った際に肩に痛みが走る
- 手を挙げると肩が痛い
- ボールを投げると肩が痛い
このようなお悩みはありませんか?
その症状は上腕二頭筋長頭腱炎かもしれません。
上腕二頭筋長頭腱炎とは
上腕二頭筋と呼ばれる力こぶをつくる筋肉の、肘の内側から肩にかけて伸びる長頭腱の部分に炎症が起こっている状態です。
上腕二頭筋は肘を曲げたり、手のひらを上に向ける働きをする筋肉です。
上腕二頭筋の長頭は、前腕の骨から上腕骨を越え、肩の関節部分にくっついており、使い過ぎによって長頭腱と結節間溝というトンネルで摩擦が生じ、炎症が起きている状態のことを言います。
長頭腱は結節間溝という骨の狭い溝に位置するため摩擦による影響を受けやすいため炎症が起こりやすく、力仕事をする方や、野球やテニス、バレーなどのオーバーヘッドスポーツをする方に多く見られます。
上腕二頭筋長頭腱は絶えずストレスを受けており、年齢とともに変性が進み、断裂してしまうこともあります。
上腕二頭筋長頭腱炎の症状
- 肩の前側~二の腕の痛み
- 肘を伸ばした状態で物を持ち上げると痛い
- 後ろに手を回すと痛い
- 投球動作、サーブを打つ時に痛い
- じっとしてても肩の前側がジンジン疼くように痛い
などの症状があります。
上腕二頭筋長頭腱炎の治療方法
病院では、レントゲン撮影、超音波検査、場合によってはMRI検査を行い、上腕二頭筋長頭腱炎を診断します。
痛みに対して、痛み止めや湿布などが処方されます。
薬で痛みがとれない場合、腱の周囲に炎症を抑えるステロイド注射を行います。
薬の治療でも症状が改善しない場合、手術(腱切離術や腱固定術)になることもあります。
当院では
まずは鍼灸治療や手技により炎症を引かせ、痛みの緩和を行います。
肩周りの関節の動きが悪くなっているために、引き起こされることが多いため、肩周りの安定性を高めるような運動療法や、硬くなりすぎた筋肉を緩めることで、肩の動きをスムーズにします。
肩周りの動きを良くすることで、上腕二頭筋長頭腱にかかっている負担を減らし、回復しやすい状態をつくっていきます。
肩甲骨の動きを改善させるためには、矯正治療もオススメです。
当院の矯正は骨盤だけでなく、肩甲骨の動きも出していきます。
骨盤と肩甲骨には関連性があるため、両方の施術を行うことでさらに効果が上がります。
上腕二頭筋長頭腱炎で痛みが強い方や、肩の違和感がある方、スポーツをされていて身体のケアをしたい方は一度当院にご相談いただければと思います。