肉離れってなに?
肉離れって聞いたことありますよね?
どんな状態?って聞かれると答えられる方少ないんじゃないでしょうか?
ご覧いただきありがとうございます。
お身体の悩み、不調を抱える方が少しでも良くなって頂けるように様々な情報をお伝えしております。
スポーツ障害でよく聞く「肉離れ」について解説していきます。
肉離れとは
筋肉が急激に収縮した際に起こる筋肉の断裂の事を言います。
ぶつけたなどの直接的な外力が加わって起こるものは打撲と言いますが、肉離れであれば、ぶつけたわけでもないのに筋肉が切れてしまった状態です。
筋肉の損傷は部分的に起こる場合が多く、完全に断裂してしまうこともまれにあります。
肉離れがよく起こる時として、ダッシュをした際に、太ももの裏の筋肉が収縮しながら引き伸ばされたなどです。
太ももの裏やふくらはぎによく見られることが多くあります。
筋肉の損傷程度の分類として
1度
筋線維の断裂は認められないが、筋肉の伸長により筋肉の細胞の破壊がみられる。
筋肉の線維の間が割かれるように損傷しているもの
可動域制限の異常などは少ないが、動かすと不快感や違和感、痛みがあるもの。
2度
部分断裂の状態で、一般的に肉離れと呼ばれる。
完全に断裂はしていないが、押さえた時の痛みと腫れがみられ、筋肉に力は入れることができるが、痛みのため収縮することが難しい。
損傷したところに凹みがみられる。
3度
完全に筋肉が断裂しているもの。
筋肉に凹みがあり、押さえると強い痛みがみられ、筋肉が断裂している端の部分は縮んで膨らんでいる。
筋肉は完全に断裂しているため、筋肉の収縮は見られない状態
3度はスポーツ障害でもまれで、何度も肉離れが繰り返されたのちに起こることがあると言われています。
多くは、1度、2度がみられ、内出血を引き起こしていれば肉離れの状態です。
肉離れの症状
肉離れの症状は主に痛みです。
痛みを感じて動かすことができません。
痛めた度合いによって、症状は変わりますが、2度の損傷であれば内出血や腫脹がみられるため、見ただけで分かります。
また、筋肉を触った時に凹みがあれば、かなり症状が悪い状態と言えるため、病院への受診も考えるべきです。
損傷の程度にもよりますが、筋肉が断裂した際に音が聞こえることもあります。
程度が軽ければ、自覚症状がない場合もありますので注意が必要です。
肉離れは完全に治さなければ、治療を長期にわたって行う必要があるため、無理をせず完治させるようにしましょう。
肉離れが起こった時の対処法
肉離れが起こった際には、RICE処置を行うことが推奨されています。
RICEはそれぞれの頭文字をとってつけられた名前です。
Rest(安静)
損傷部位の腫脹や血管・神経の損傷を防ぐことが目的です。
副子やテーピング等で、損傷部位を固定し、動かなくします。
Ice(冷却)
二次性の低酸素障害いよる細胞壊死と腫脹を抑えることが目的です。
ビニール袋や氷のうなどに氷を入れて、損傷部位を冷却します。
15分程度冷却し、損傷部位の感覚が無くなったら外して、また痛みが出てきたら冷やします。
損傷後72時間は行った方が良いと言われています。
Compression(圧迫)
患部の内出血や腫脹を防ぐことが目的で、スポンジやテーピングパッドなどで腫脹がある部位を圧迫し、テーピングや弾性包帯などで圧迫固定します。
Elevation(挙上)
腫脹を防ぐことと腫脹の軽減を図ります。
損傷部位を心臓より高い位置に上げるようにします。
当院では
肉離れに対して、テーピングやアイシングで保存療法を行います。
損傷部位の炎症が引いてきたときには、損傷部位の血流循環を改善し、早く筋肉の修復が行われるように施術を行います。
歩行の癖などが出ている場合は、トレーニングや歩行指導を行います。
痛みがなくなり、日常生活に支障が無くなった時には、損傷部位の筋肉は硬くなり治るため、ストレッチや筋肉を緩める手技を行い、柔軟性を取り戻していきます。
また、微弱電流を流し、損傷部位を早期に改善するようアプローチも行っています。
肉離れは治った後が肝心ですので、良くなった後にしっかりとケアしていくことで再発を防ぐことができます。
そのためには、身体の使い方を改善し身体全身を使えるようにすることが大切です。
スポーツをするうえで、身体の使い方が悪い状態だと再び同じ場所に負担がかかり肉離れを起こす可能性がありますので、股関節の動きや背骨の動きなども確認しながら施術を行っていきます。
これは、太ももの裏やふくらはぎなど、損傷しやすい場所の柔軟性を取り戻し、再発を防ぐ意味があります。
スポーツ障害の多くは、身体の使い方が悪いことが多くありますので、正しい身体の使い方を覚えこませて怪我のないよう楽しんでいただけるよう施術を行っております。
スポーツ障害や肉離れなどの痛みでお悩みの方や、身体の使い方を改善したいという方は一度当院にご相談いただければと思います。
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キトキト鍼灸接骨院
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