子どもの便秘に整体?お腹を揉むだけではない身体からのアプローチ
「何日も便が出ない」
「うんちをする時に痛がる」
「便が硬くて、トイレを嫌がる」
「便秘薬を使っているけれど、繰り返している」
子どもの便秘で、このようなお悩みはありませんか?
子どもの便秘は珍しいものではありませんが、大人の便秘とは少し違った視点で考える必要があります。
特に子どもでは、一度硬い便が出て「痛かった」という経験をすると、排便すること自体を怖がって便を我慢してしまうことがあります。
また、食事や水分だけでなく、運動量・排便姿勢・お腹の緊張など、身体の状態も一緒に見ていくことが大切です。
今回は、子どもの便秘が起こる原因と、整体・手技ではどのような身体へのサポートができるのかを分かりやすく解説します。
子どもの便秘はなぜ起こる?
子どもの便秘には、さまざまな原因があります。
例えば、
・水分摂取が少ない
・食事内容の変化
・運動量が少ない
・トイレを我慢する
・排便する時に痛みがある
・生活リズムが変わった
などです。
特に注意したいのが「便を我慢すること」です。
硬い便が出る
↓
排便すると痛い
↓
トイレが怖くなる
↓
便を我慢する
↓
腸の中に便が長く残る
↓
さらに便が硬くなる
↓
もっと排便が痛くなる
という悪循環になることがあります。
子どもの便秘では、「どうやったら便を出せるか?」だけでなく、なぜ便を我慢するようになったのかまで考えることが大切です。
子どもの便秘に整体・手技では何をするの?
まず大切なのは、整体やマッサージで便秘そのものを治療するわけではないということです。
子どもの便秘が続いている場合は、小児科などの医療機関で適切な評価・治療を受けることが基本です。
そのうえで身体へのアプローチでは、
・お腹周りの緊張
・呼吸
・肋骨の動き
・骨盤や股関節の動き
・排便時の姿勢
などを確認することがあります。
① お腹周りの緊張を確認する
便秘だからといって、お腹を強く揉む必要はありません。
むしろ子どもの身体では、やさしく触れながらお腹周りに必要以上の力が入っていないかを確認します。
強く押して「腸を動かす」という考え方ではなく、身体がリラックスしやすい状態をつくるための一つの方法として行います。
② 呼吸と肋骨の動きを確認する
呼吸をすると、肋骨やお腹も一緒に動きます。
しかし身体が緊張していると、
・呼吸が浅い
・お腹に力が入りっぱなし
・息を吐いても身体の力が抜けない
といった状態になることがあります。
下の肋骨やお腹周りへやさしく触れながら、ゆっくり呼吸してもらうこともあります。
「吸う」ことよりも、まずはゆっくり息を吐いて身体の力を抜くことを意識します。
③ 骨盤・股関節を動かす
排便では、トイレでの姿勢も大切です。
股関節や骨盤が動きにくい状態では、排便時に力を入れにくいことがあります。
子どもであれば、
・膝を抱える
・四つ這いになる
・しゃがむ
・身体を丸める
など、遊び感覚で身体を動かしていきます。
無理にストレッチする必要はありません。
④ 排便しやすい姿勢を確認する
洋式トイレでは、子どもの足が床につかずブラブラしていることがあります。
この状態では身体が安定せず、排便時に力を入れにくくなります。
足台などを使って、
・足の裏をつける
・膝を少し高くする
・身体を少し前へ倒す
といった姿勢をつくることで、排便しやすくなる場合があります。
整体だけではなく、こうした日常生活の工夫も大切です。
子どもの便秘は「お腹を揉めばいい」ではありません
「便秘だからお腹をマッサージしよう」
と考える方も多いと思います。
やさしい腹部マッサージが身体をリラックスさせるきっかけになることはあります。
しかし、便秘の原因が、
・便を我慢している
・排便時に痛みがある
・水分が少ない
・食事内容
・生活リズム
・運動不足
などにある場合、お腹を揉むだけでは十分ではありません。
大切なのは、
「なぜ、この子は便が出にくくなっているのか?」
を考えることです。
自宅でできる子どもの便秘対策3選
① トイレで足をブラブラさせない
洋式トイレでは足台を使い、足の裏がしっかりつくようにしてみましょう。
身体が安定すると排便時に力を入れやすくなります。
② 食後にトイレへ座る習慣をつくる
食事をすると腸が動きやすくなるため、特に朝食後などにトイレへ座る習慣をつくる方法があります。
無理に「出しなさい」と言うのではなく、数分座るところから始めましょう。
③ 身体を動かす
外で遊ぶ、歩く、しゃがむ、身体を丸めるなど、日常的に身体を動かすことも大切です。
「便秘体操をしなきゃ」と難しく考える必要はありません。
子どもなら、遊びながら身体を動かすことから始めてみましょう。
よくある勘違い・見落とされやすいポイント
「毎日出ないと便秘?」
排便回数だけで便秘かどうかを判断するわけではありません。
便が硬い、排便時に痛がる、便を我慢する、便がたまっているなども重要です。
「便秘薬は使わない方がいい?」
自己判断で薬をやめる必要はありません。
子どもの便秘では、便を柔らかくして「排便しても痛くない」という状態をつくることが重要になる場合があります。
医師から薬を処方されている場合は、指示に従って使用しましょう。
「お腹を強く揉めば便が出る?」
子どものお腹を強く押したり揉んだりする必要はありません。
痛みがある場合は中止してください。
子どもの便秘を放置するとどうなる?
便秘が続くと、
便が硬くなる
↓
排便が痛くなる
↓
さらに我慢する
↓
もっと便がたまる
という悪循環につながることがあります。
長く続くほど排便に対する恐怖心が強くなることもあります。
「そのうち出るだろう」と長期間様子を見るのではなく、早めに対応することが大切です。
小児科を受診した方がいいのはどんな時?
子どもの便秘では、まず医療機関での評価が必要になるケースがあります。
特に、
・強い腹痛がある
・お腹が大きく張っている
・繰り返し嘔吐する
・血便がある
・発熱を伴う
・体重が増えない、減っている
・元気がなく、ぐったりしている
・便秘が長期間続いている
といった場合は、小児科へ相談してください。
また、乳児期から強い便秘が続いている場合なども、一度医療機関で確認してもらうことが大切です。
よくある質問(FAQ)
Q. 子どもの便秘にお腹のマッサージをしてもいいですか?
痛みがなく、やさしく触れる程度であれば行われることがあります。
ただし、強く押して便を出そうとするのは避けましょう。
腹痛や腹部膨満、嘔吐などがある場合はマッサージをせず、医療機関へ相談してください。
Q. 子どもの便秘に整体は効果がありますか?
整体が便秘そのものを治療するものではありません。
当院では、お腹周りの緊張や呼吸、骨盤・股関節の動き、排便姿勢など、身体面からできるサポートを考えていきます。
Q. 便秘で病院へ行っていても整体を受けられますか?
医師から運動や施術などについて制限を受けていなければ、身体の状態を確認したうえで対応できる場合があります。
治療中の場合は、医療機関での治療を優先してください。
まとめ|子どもの便秘は「出すこと」だけを考えない
子どもの便秘では、
「どうやって便を出すか?」
だけに目を向けないことが大切です。
便の硬さ、排便時の痛み、便を我慢していないか、食事、水分、運動、生活リズム、排便姿勢など、さまざまな要素が関係します。
身体へのアプローチでも、お腹を強く揉むのではなく、
お腹の緊張・呼吸・骨盤や股関節の動き・排便姿勢などを確認し、排便しやすい身体の環境づくりをサポートする。
これが基本的な考え方です。
大阪市東成区で子どもの身体について相談したい方へ
大阪市東成区大今里のキトキト鍼灸接骨院では、症状がある場所だけを見るのではなく、呼吸・身体の動き・姿勢・生活習慣なども確認しながら、一人ひとりに合わせて身体の状態を見ていきます。
子どもの便秘については小児科での評価・治療を基本としながら、必要に応じて身体面からできるサポートを考えていきます。
今里駅・新深江駅・緑橋駅・深江橋駅周辺で、お子さまの身体について気になることがある方はご相談ください。
キトキト鍼灸接骨院のアクセスマップ
大阪市東成区大今里2-11-27 岡本ビル1F
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この記事の監修者

「身体を変える。未来を変える。」
キトキト鍼灸接骨院 院長 中土 育弘(なかつち やすひろ)
経歴
- 東洋医療専門学校 鍼灸師学科卒業
- 平成医療学園専門学校 柔道整復師学科卒業
- 明治東洋医学院専門学校 教員養成学科卒業
- 東洋医療専門学校 鍼灸師学科 専任教員
- 2023年10月 キトキト鍼灸接骨院 開業
