肩こりを引き起こす5つの筋肉とは?プロが徹底解説!
歪み×コリ×内臓で身体を根本から整える東成区大今里のキトキト鍼灸接骨院です!
肩こりに悩まれている方は多いのではないでしょうか?
触るとガチガチ
首までこってくる
重すぎて首回しまくり
そんな状態になっていませんか?
今回は肩こりについて解説していきます!
Contents
肩こりはなぜ起きるのか?その仕組みと背景
肩こりは日本人にとって非常に身近な悩みで、厚生労働省の調査でも常に上位に挙げられる不調の一つです。
しかし、「なぜ肩こりが起きるのか?」という根本的な原因を正しく理解している人は実は多くありません。
肩こりの主な原因は、肩周辺の筋肉にかかる慢性的な緊張と、それに伴う血流の悪化です。
筋肉が緊張した状態が続くと血液の循環が悪くなり、酸素や栄養が届きにくくなります。
その結果、疲労物質が溜まり、痛みや重だるさといった「こり」を引き起こします。
特に現代人は、長時間のデスクワークやスマートフォンの操作など、同じ姿勢を続けることが多く、肩や首の筋肉に過度な負担がかかりがち・・・
加えて、ストレスや冷えといった生活習慣も、筋肉の緊張を助長する大きな要因です。
肩こりの原因筋① 僧帽筋(そうぼうきん)
肩こりの原因として、最も代表的なのが「僧帽筋(そうぼうきん)」です。
僧帽筋は、首の後ろから肩、そして背中の上部まで広がる大きな筋肉で、頭を支えたり、肩を持ち上げたりする役割があります。
この筋肉は日常生活の中でとてもよく使われており、デスクワーク中の姿勢や、スマホを見るときの前傾姿勢によって常に緊張状態になりやすい特徴があります。特に肩をすくめるような姿勢は、僧帽筋に強い負荷を与えてしまい、慢性的な肩こりを引き起こす原因になります。
また、僧帽筋はストレスとも密接に関係しています。
ストレスがかかると、人は無意識に肩をすくめる動作をとることが多く、これが筋肉の緊張を強め、肩こりを悪化させるのです。
肩こりの原因筋② 肩甲挙筋(けんこうきょきん)
肩こりの隠れた主犯ともいえるのが「肩甲挙筋(けんこうきょきん)」です。
これは首の骨(頸椎)から肩甲骨の上部にかけてつながっている細長い筋肉で、肩甲骨を引き上げる働きを持っています。
この筋肉は、特に「首こり」や「首から肩にかけての重だるさ」を訴える方に関係していることが多く、僧帽筋と同様に長時間のデスクワークやスマホ使用により緊張しやすい部位です。
肩甲挙筋が硬くなると、首を後ろに反らしたり横に倒す動きがしにくくなるだけでなく、神経や血管を圧迫して頭痛やめまいを引き起こすこともあります。慢性的な肩こりがある方は、この筋肉の緊張を見逃さないことが大切です。
肩こりの原因筋③〜⑤ 小胸筋・板状筋・後頭下筋群
肩こりには、あまり知られていない筋肉も関係しています。ここでは特に重要な3つの筋肉をご紹介します。
①小胸筋(しょうきょうきん)
胸の深部にある筋肉で、肋骨から肩甲骨に向かって付いています。この筋肉が硬くなると、肩が前方に引っ張られ、猫背の姿勢を助長します。結果として肩周りに常に負荷がかかり、肩こりが慢性化する原因になります。
②板状筋(ばんじょうきん)
首の後ろに位置する筋肉で、頭を支える役割があります。デスクワーク中に頭が前に出る姿勢が続くと、この筋肉に過剰な負担がかかり、首の付け根のこりや痛みを引き起こします。
③後頭下筋群(こうとうかきんぐん)
頭の後ろから首にかけてある小さな筋肉の集合体で、目の使いすぎや長時間の集中によって緊張しやすい部分です。この筋肉が固くなると、肩こりだけでなく「目の奥の疲れ」「緊張型頭痛」といった症状を伴うこともあります。
これらの筋肉は表面から見えにくく、セルフケアではアプローチしづらいですが、プロの施術ではしっかりと緩めることが可能です。
肩こりを根本から改善するには?効果的なアプローチ法
肩こりを一時的に楽にする方法はたくさんありますが、根本から改善するためには「原因となる筋肉を正しく特定し、緩めること」が何より重要です。
まず、自分の姿勢や生活習慣を見直しましょう。
長時間同じ姿勢を続けていないか、スマホを見るときに頭が前に出ていないかなど、日常の小さなクセが筋肉の緊張を生む原因になります。
次に、こり固まった筋肉には適切なストレッチやセルフマッサージが効果的です。
ただし、深部の筋肉には手が届きにくいため、症状が慢性化している場合は、鍼灸や整体といった専門的な施術を受けることをおすすめします。
当院でも、僧帽筋や肩甲挙筋だけでなく、深層筋まで丁寧にアプローチすることで、肩こりの根本改善をサポートしています。繰り返す肩こりでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
まとめ
肩こりは、単に「肩が張っている」だけではなく、複数の筋肉の緊張が複雑に絡み合って起こるものです。
代表的な僧帽筋や肩甲挙筋に加えて、小胸筋・板状筋・後頭下筋群などの深層筋も肩こりの原因になることがわかっています。
これらの筋肉は、姿勢の悪さや生活習慣、さらにはストレスなどによって緊張しやすく、放置すると慢性的な痛みや頭痛、目の疲れなどの不調を引き起こします。
肩こりを本気で改善するには、原因となる筋肉を見極め、適切なケアを行うことが必要です。
セルフケアと合わせて、専門家の施術を受けることで、根本からの改善が期待できます。
長年の肩こりに悩んでいる方は、まずはご自身の身体の状態を知ることから始めてみてください。
キトキト鍼灸接骨院のアクセスマップ
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この記事の監修者
「身体を変える。未来を変える。」
キトキト鍼灸接骨院 院長 中土 育弘(なかつち やすひろ)
経歴
- 東洋医療専門学校 鍼灸師学科卒業
- 平成医療学園専門学校 柔道整復師学科卒業
- 明治東洋医学院専門学校 教員養成学科卒業
- 東洋医療専門学校 専任教員
- 2023年10月 キトキト鍼灸接骨院 開業