症状別コラム

腰痛

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腰痛にお悩みの方へ

  • 台所に立つと腰が痛い
  • 前にかがむと腰が痛い
  • 歩いているとだんだん腰が痛くなってくる

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そのようなお悩みはありませんか?

 

日本人の3人に1人が腰痛と言われており、男女ともに多くおられます。

腰そのものに問題がある場合だけでなく、職業、生活習慣、ストレスなどの要因が複雑に絡んでいると言われています。

 

腰痛の原因

人間は直立二足歩行をするように進化した動物で、背骨に垂直方向の力が強くかかります。

中でも腰には大きな力がかかるため、腰痛は人間特有の症状といえます。

垂直方向の力を分散するために、ヒトの背骨はゆるやかなS字カーブを描くように並んでいて、さらに腹圧(腹腔内の圧力)が腰椎(背骨を構成する腰の部分)を支えています。

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また、背骨と背骨の間のクッションとなる椎間板や腰を支える筋肉が、姿勢をサポートしています。

このような姿勢を保つメカニズムが疲労したりダメージを受けたりすると、腰痛を発症するのです。

 

腰痛の種類

腰痛が起こる原因はさまざまで、複数の要因が絡んでいることもあります。

多くは原因不明ですが、15%程度は原因を特定できる「特異的腰痛」です。

原因となる代表的な疾患として

  • 椎間板ヘルニア
  • 高齢者に多い腰部脊柱管狭窄症
  • 骨粗しょう症

などが挙げられます。

これらはいずれも背骨の神経が圧迫されて痛みが起こり、圧迫がひどいときには、下肢の筋力低下やしびれを伴います。

 

腰椎椎間板ヘルニア

背骨と背骨の間にはクッションの役割をする「椎間板」という構造があります。

椎間板は、外側が硬い「線維輪」、内部は軟らかいゼリー状の「髄核」でできています。

加齢などにより外側の線維輪が変性・断裂して髄核の一部が後方へ飛び出して、神経を圧迫することで痛みが起こり、腰やお尻から下肢にしびれや痛み、力が入りにくくなる「坐骨神経痛」が出ます。

痛みは、長い距離を歩いたり、重いものを持つと強くなることがあります。

椎間板ヘルニアは、悪い姿勢での動作や作業、喫煙などにより起こりやすくなると言われています。

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腰部脊柱管狭窄症

椎骨や椎間板が加齢によって変性し、異常な骨の突起(骨棘)が形成されることで、神経が通っている脊柱管が狭くなり、脊髄神経根を圧迫する疾患です。

少し歩くと痛み、前かがみになって休むとまた歩ける「間欠跛行」が特徴です。

お尻や足にしびれや痛みを感じることもあります。

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骨粗しょう症

主に加齢により骨密度が減って骨折しやすくなる病気です。

椎骨は特に影響を受けやすく、圧迫骨折が起こると脊髄神経根が圧迫されて、背中に慢性の痛みが生じます。

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激しい運動後の腰痛(筋筋膜性腰痛)

急激に重いものを持ったり、無理な姿勢によって繰り返し筋肉に負荷をかけたりすると、筋筋膜性腰痛になることがあります。

筋膜とは、筋肉などさまざまな臓器を包んでいる膜のことです。

運動によってこれが傷ついてしまうことがあり、通常は数日で回復しますが、負荷がかかる状況が続いたり寒さで血行が悪くなったりすると回復が追いつかず、強い痛みやしびれを生じることもあります。

肩や脚など全身で起こる可能性もありますが、腰で発症すると腰痛の原因となります。

 

重い病気が隠れていることも

腰痛は、神経、内臓、血管、心因性の病気などが原因で起こることもあります。

特に内臓の病気や脊椎の腫瘍・感染・炎症・外傷などが原因になっている場合は、早めに見つけて治療する必要があります。

腰の周辺が痛む症状があるその他の病気

 

腰の問題

  • 腫瘍(脊椎腫瘍、脊髄腫瘍、馬尾腫瘍など)
  • 脊椎感染症(化膿性脊椎炎、脊椎カリエスなど)
  • 外傷(腰椎骨折、脱臼など)

腰以外の問題

  • 変形性股関節症など整形外科の病気
  • 尿路結石など泌尿器の病気
  • 子宮内膜症など婦人科の病気
  • 胆嚢、十二指腸、膵臓など消化器の病気
  • 解離性大動脈瘤など血管の病気
  • 統合失調など心因性の病気

など

 

腰痛の約85%は原因不明

腰痛の約85%は、神経症状や重い基礎疾患などがなく、エックス線やMRIなどの画像検査をしても、どこが痛みの原因なのか特定しきれない「非特異的腰痛」と言われるものです。

いわゆる腰痛症と呼ばれるものはこれにあたります。

長時間の中腰や猫背などの姿勢を続け、腰や背中の筋肉が緊張し続けた時や、運動不足で腰を支える筋力が弱っているときなどに起こります。

寒さで筋肉が硬くなる冬も神経が刺激されることで痛みが起こりやすくなります。

通常は、セルフケアをしていれば短期間で改善することがおおくありますが、休養が十分とれなかったり、ストレスなどの心理的要因があると長引くこともあります。

いわゆるぎっくり腰も非特異的腰痛に含まれ、急に無理な動作をしたときなどに起こる腰の怪我で、ねんざや、椎間板、腱、靭帯などの損傷が多いと考えられています。

 

筋疲労を招く労働環境や生活習慣

職場の環境によって腰痛を発症する人は非常に多く、労働災害全体の6割以上を占めています。

体に負荷のかかる重労働、特に重たいものを持ち上げる作業や体を曲げたり捻ったりする作業には特に気をつける必要があり、介護や看護の職場で多いとされています。

逆に同じ姿勢をとり続けるような職場でも多く、デスクワークをしている人や長距離輸送のドライバーにも腰痛は多く発生します。

これは股関節やその周辺の筋肉の柔軟性が失われてしまうことが要因であると考えられています。

精神的なストレスとの関連も指摘されており、仕事に対する満足度や人間関係なども腰痛の発症や長期化と関連があるため、ストレスを溜めない環境作りも大切です。

また、生活習慣の中でも特に「運動不足」と「喫煙」は腰痛と関連していることがわかっています。

 

女性特有の腰痛

妊娠や生理などの女性特有の原因で起こる腰痛もあります。

生理痛が強いと下腹部痛だけでなく腰痛を伴うことがあります。

妊娠中は大きくなったおなかを支えるために体の重心が変わり、上体を反らせる姿勢になることが多く、腰痛が起こりやすくなります。

子宮が大きくなり、骨盤の周りの筋肉が引っ張られることも、腰痛の原因になることがあります。

産後も授乳や夜泣きの対応などの育児、家事に追われると、身体的・精神的な負担から腰痛が慢性化することもあります。

また、更年期になると体内のホルモンバランスが変わり腰痛が起こりやすくなることがあります。

 

当院では

これらの原因を見極めたうえで施術をしていきます。

ぎっくり腰などの急性の症状などは炎症が強く出ているため、まずは炎症を早期に引かせることが大切になります。

そのため、原因となったところや痛みが出ている場所への鍼灸治療は特に効果的です。

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炎症が引いてきて、ある程度動けるようになった後には、再発しないようなケアも必要になっていきます。

 

慢性的な腰痛に移行してからは、身体の使い方を変えることで腰への負担を減らしていくことが重要になりますので、身体の使い方やセルフケアの方法をお伝えし、痛みが出にくい身体づくりをサポートさせていただきます。

 

また、矯正治療を行うことで身体の使い方を変えることができます。

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特に産後などは重心バランスが崩れているため、負担がかかりやすくなっておりそれらを改善することで、育児を行う中での痛みもなくなっていきます。

 

当院の腰痛の症例もご覧ください。

右手のしびれと腰痛でお悩みの患者様 20代会社員

 

腰は身体の要となるところですので、痛みがあれば何をするのもつらいものです。

痛みを改善することで日常生活を快適に過ごすことにもつながりますので、腰の張りや痛み、不安を抱えている方は一度当院にご相談いただければと思います。

 


キトキト鍼灸接骨院

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