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冷えると腰が痛くなるのはなぜ?冷えと腰痛の意外な関係

冷えると腰が痛くなるのはなぜ?冷えと腰痛の意外な関係

「寒くなってから腰が痛い」

「身体が冷えると腰が重たくなる」

「お風呂に入ると腰が楽になる」

気温が下がってくると、このようなご相談が増えてきます。

大阪市東成区大今里のキトキト鍼灸接骨院です。

冷えと腰痛の話になると、

「冷えると血流が悪くなるから腰が痛くなる」

と説明されることがあります。

確かに、寒さに対して身体は血管を収縮させ、熱を逃がさないように調節します。

ただ、冷えと腰痛の関係は「血流」だけで考えると少し単純すぎます。

寒くなることで、

筋肉の状態。

身体の動かし方。

姿勢。

活動量。

日常生活。

いろいろなものが変化します。

今回は「なぜ身体が冷えると腰痛を感じることがあるのか?」を解説します。

寒くなると身体では何が起こる?

人間の身体には、外の気温が変わっても体温を一定の範囲に保とうとする仕組みがあります。

寒さを感じると、身体は熱を逃がさないように皮膚の血管を収縮させます。

さらに強い寒さでは、筋肉を細かく収縮させる「ふるえ」によって熱を作ろうとします。

こうした体温調節には自律神経も関係しています。

つまり寒い時、身体は何もしていないわけではありません。

体温を守るために、さまざまな調節を行っています。

冷えと腰痛には関係がある?

寒冷環境と腰痛については、いくつか研究されています。

寒い環境で働く人を対象とした研究では、寒冷曝露が多い人ほど腰痛を訴える割合が高かったという報告があります。

また、寒冷環境と筋骨格系の不調について調べた研究でも、冷えと腰痛などの関連が報告されています。

ただし、

「寒さが直接、腰痛を引き起こす」

とまでは言い切れません。

仕事の負担。

姿勢。

運動量。

年齢。

ストレス。

もともとの身体の状態。

腰痛にはさまざまな要因が関係するからです。

では、寒くなることで何が変わるのでしょうか?

原因① 寒さによって身体に力が入りやすくなる

寒い外に出た時を想像してみてください。

肩をすくめる。

背中を丸める。

身体を小さくする。

無意識にこんな姿勢になりませんか?

身体は寒さから身を守ろうとします。

その結果、背中や腰周辺の筋肉に力が入った状態が続くことがあります。

もともと腰周辺に負担が集中している方では、寒くなったことをきっかけに腰の張りや痛みを感じやすくなることがあります。

原因② 身体を動かす量が減る

寒くなると、

外に出る回数が減った。

散歩をしなくなった。

家で座っている時間が増えた。

という方も多いと思います。

実はここも大切です。

「冷えて腰が痛くなった」

と思っていても、

よく話を聞いてみると、

「最近ほとんど歩いていません」

ということもあります。

長時間同じ姿勢が続けば、腰だけでなく股関節や背中を動かす機会も減ります。

その状態から急に立ち上がったり、物を持ち上げたりすると、腰に負担が集中することがあります。

原因③ 寒い時の姿勢が腰に負担をかける

寒いと身体を丸めたくなります。

さらにデスクワークで長時間座る。

こたつやソファで同じ姿勢を続ける。

スマートフォンを見る。

こうした生活が重なると、腰だけの問題ではなくなってきます。

背中が動かない。

股関節が動かない。

お尻がうまく使えない。

その分を腰が頑張って動く。

当院でもよく見るパターンです。

「冷えたから腰が悪くなった」

というより、

寒くなったことで生活や身体の使い方が変わり、腰への負担が増えている場合もあります。

原因④ 冷えによって痛みの感じ方が変わる可能性も

冷えと痛みの関係は単純ではありません。

寒冷環境と筋骨格系の痛みとの関連を調べた研究はありますが、その仕組みについてはまだ分かっていない部分もあります。

だから、

「腰が冷えた=血流が悪くなった=腰痛」

と一つの原因だけで説明するのは難しいんですね。

身体の冷え方。

寒さにさらされている時間。

仕事や運動による負荷。

身体の状態。

人によって条件は違います。

腰を温めれば腰痛は良くなる?

「じゃあ腰を温めればいいですか?」

よく聞かれます。

温めることで気持ちよく感じたり、腰が動かしやすく感じたりする方はいます。

お風呂に入った後、

「腰が楽になった」

という経験がある方もいると思います。

無理に冷やす必要はありませんし、心地よい範囲で身体を温めることは一つの方法です。

ただし、

「温めれば腰痛の原因がなくなる」

とは限りません。

例えば、

股関節が動いていない。

背中が硬い。

一日中座っている。

立ち上がる時に腰だけを使っている。

歩く時に左右差が大きい。

こうした問題が残っていれば、身体が温まった後も腰には同じ負担がかかります。

温めることと、腰に負担がかかっている原因を考えることは分けて考えた方がいいでしょう。

秋から冬におすすめの腰痛対策

まずは特別なことをする必要はありません。

1.同じ姿勢を続けない

寒くなると家の中で座っている時間が長くなりがちです。

30分~1時間程度を目安に、一度立ったり歩いたりして身体を動かしてみましょう。

時間はあくまで目安です。

無理のない範囲でこまめに動くことを意識してください。

2.朝はいきなり動かない

寒い朝に布団から起きて、すぐ前屈して靴下を履く。

これがつらい方もいます。

起きる前に足首や膝を軽く動かしてから、ゆっくり身体を起こしてみてください。

3.腰だけを温めて終わらない

身体を温めて楽になるなら、それを利用するのは悪いことではありません。

その後に少し歩く。

股関節を動かす。

背中を軽く動かす。

「温める+動かす」

という考え方もおすすめです。

4.寒くても少し身体を動かす

暑かった夏が終わり、今度は寒くて外に出なくなる。

これでは活動量がどんどん減ってしまいます。

いきなり運動を始めなくても大丈夫です。

近所を少し歩く。

買い物まで歩く。

階段を使う。

できる範囲から始めてみましょう。

「冷えが原因」と思い込まないことも大切

寒くなったタイミングで腰が痛くなると、

「冷えたからだ」

と思ってしまいます。

でも、

たまたま寒くなった時期と腰痛が重なっているだけかもしれません。

仕事が忙しくなった。

長時間座る日が増えた。

運動をやめた。

重たい物を持った。

睡眠不足が続いている。

こうした変化が隠れていることもあります。

「冷え」という一つの言葉だけで終わらせず、

最近何が変わったのか?

まで振り返ってみてください。

こんな腰痛は「冷え」で済ませないでください

腰痛の中には、医療機関での確認が必要なものもあります。

・強い足のしびれや筋力低下がある
・排尿や排便に異常がある
・発熱を伴っている
・転倒や事故の後から強く痛む
・安静にしていても強い痛みが続く
・日に日に症状が悪化している

このような場合は、

「寒くなったから腰が痛いだけ」

と自己判断せず、医療機関へ相談してください。

当院では「冷え」だけで腰痛を判断しません

キトキト鍼灸接骨院では、

「冷えて血流が悪くなっていますね」

だけで終わらせません。

腰の状態はもちろん、

股関節。

骨盤。

背骨。

お尻。

立ち上がり方。

歩き方。

普段の活動量や生活習慣。

なども確認します。

なぜ今、腰に負担がかかっているのか?

そこを見つけていくことが大切だからです。

身体を温めて一時的に楽になることもあります。

でも、何度も同じ腰痛を繰り返しているなら、

「なぜ腰に負担が集中しているのか?」

まで一度確認してみてください。

大阪市東成区・今里で腰痛にお悩みの方へ

秋から冬にかけて、

「寒くなってから腰が痛い」

という方は少なくありません。

冷えだけを見るのではなく、身体の動きや普段の生活まで確認することで、今まで気づかなかった負担が見つかることもあります。

大阪市東成区大今里、今里駅・新深江駅周辺で腰痛にお悩みの方は、キトキト鍼灸接骨院へご相談ください。

参考文献・引用元

・Lewis C, Stjernbrandt A, Wahlström J.
The association between cold exposure and musculoskeletal disorders: a prospective population-based study.
International Archives of Occupational and Environmental Health. 2023.

寒冷環境への曝露と腰痛・首肩痛などとの関連を調べた前向き研究です。

・Stjernbrandt A, Farbu EH.
Occupational cold exposure is associated with neck pain, low back pain, and lumbar radiculopathy.
Ergonomics. 2022.

仕事中の寒冷曝露と腰痛などとの関連を調べた研究です。

・Lewis C, et al.
Cold exposure and musculoskeletal conditions; A scoping review.
BMC Musculoskeletal Disorders. 2022.

寒冷曝露と筋骨格系の症状について、これまでの研究をまとめたレビューです。

・Castellani JW, Young AJ.
Human physiological responses to cold exposure: Acute responses and acclimatization to prolonged exposure.
Autonomic Neuroscience. 2016.

寒冷環境で起こる皮膚血管収縮やふるえなど、人間の体温調節反応についてまとめたレビューです。

※寒冷環境と腰痛との「関連」を示した研究はありますが、「冷えが直接腰痛を引き起こす」という単純な因果関係が確立されているわけではありません。本記事では、寒冷環境に対する身体の生理反応と、姿勢・活動量・身体の使い方などを含めて解説しています。

キトキト鍼灸接骨院のアクセスマップ

大阪市東成区大今里2-11-27 岡本ビル1F
地下鉄千日前線今里駅、新深江駅徒歩約10分

この記事の監修者

「身体を変える。未来を変える。」

キトキト鍼灸接骨院 院長 中土 育弘(なかつち やすひろ)

経歴

  • 東洋医療専門学校 鍼灸師学科卒業
  • 平成医療学園専門学校 柔道整復師学科卒業
  • 明治東洋医学院専門学校 教員養成学科卒業
  • 東洋医療専門学校 鍼灸師学科 専任教員
  • 2023年10月 キトキト鍼灸接骨院 開業

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