お子さんの足の痛みの原因はここにある!
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小学生や中学生ぐらいのお子さんは急に足が痛くなることがあります。
これは成長痛と呼ばれる痛みですが、「成長痛だから放っておいたらいいか!」と思っていると、実は成長痛じゃないこともあるため、注意が必要です。
大人に比べて、たくさん走り回ることが多いため、足の痛みはよく訴えやすいものですが、成長痛以外に気を付けなければならない疾患と、そのほかに足の痛みの原因を解説していきます。
成長痛とは
幼児から思春期の成長期に起こる子どもの足の「特有の症状や特徴をもつ痛み」の総称として、広く使われています。
病名と言うより、幼児期の繰り返す足の痛みで、特に骨や関節の治療すべき病気を認めない場合の症状の呼び方になります。
子どもが夕方から朝方にかけて膝のまわり・足の甲部分・かかと・股関節や足の付け根部分に痛みを訴えるものの、朝になると痛みはなく、検査をしても原因が見つからない。このような場合は「成長痛」と診断されます。
関節炎などの痛みの場合、「この部分」と痛みの場所が特定できるのに対し、成長痛ではばくぜんとこの辺りの痛みとしか答えられないことが多い印象があります。痛みの程度もさまざまです。
成長痛の多くは活動中ではなく、主に夕方から朝方の時間帯に痛みを訴えることが多いことが特徴です。朝には痛みが治まっていて、病院でレントゲンなどの検査を行っても問題を発見することができないことがほとんどです。
また、痛みは下肢(股関節から足)で起こることも特徴の一つです。
見た目では、筋肉や皮膚や関節が赤くなったり、腫れたりすることもなく、びっこを引くこともありません。時間がたてば、徐々に症状は無くなっていきます。
病院では以下のような診断基準が試作されています。
- 疼痛は8時間以上持続しない
- 来院時には無症状である
- 診察上圧痛,腫脹などの異常所見を認めない
- 単純X線検査で異常を認めない
上記4項目とも満たす場合に「いわゆる成長痛」と診断する
つまり、医学的に確立された成長痛という疾患はないのです。
成長痛と間違われやすい疾患
膝のオスグッド病や踵のシーバー病など、運動をしているお子さまに多いスポーツ障害も「成長痛の一つ」として同じ意味で使われることもありますが、これらは正確には違うものです。
と言うのも成長期のスポーツ障害ははっきりとした根拠のある病名であり、これらを鑑別し除外した上でたどり着くのが成長痛だと考えていいでしょう。
オスグッドシュラッター病
主に成長期の子どもが、膝前部と下部に生じる痛みや発赤、熱っぽさを生じる病気です。
膝関節を屈伸する動作を過剰に行なったときに、膝蓋靭帯が付着する脛骨粗面に負荷がかかることによるもので、バスケットボールやサッカーなどのスポーツを活発に行なう10~15歳の子どもに多く発症します。
成長期の子どもでは、骨の成長にその周囲の筋肉の成長が追いつかず、バランスがうまく取れていない場合があります。
その状態では筋肉に強度と柔軟性がないので、スポーツなどの運動を過度に行なうと、大腿四頭筋(前ももの筋肉)からつながる脛骨粗面のところに負荷がかかり、軟骨が一部はがれるなどの物理的な刺激が生じます。
成長期の軟骨は柔らかいために刺激がより加わり、熱っぽさや腫れなどの炎症を生じやすいです。
運動を休止すれば症状は緩和されますが、継続するとさらに悪化し、脛骨粗面部が隆起してきます。成長期を過ぎれば症状は治まります。
シーバー病
踵骨骨端症(しょうこつこったんしょう 別名:セーバー病、シーバー病)は、10歳前後の男児に多くみられる病気で、かかとの軽い腫れ、圧痛、歩行時痛がその症状です。
過激な運動の後に症状が出ることが多く、かかとの痛みのため、つま先歩きになることもあります。
発育期の子どもの弱い踵骨骨端部(かかとの骨の端でアキレス腱が付着しているところ)に運動などで負荷がかかり、そこにアキレス腱の引っぱる力が持続的に加わることで、踵骨に血流障害が起こり、踵骨骨端核(かかとの骨の骨端軟骨より先の部分)の壊死(えし)、または骨軟骨炎を発症するのがこの病気です。
子供の足の痛みの原因
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