交通事故後のむち打ちが残る原因は「首の前側」にある
歪み×コリ×内臓で身体を根本から整える東成区大今里のキトキト鍼灸接骨院です!
交通事故後のむち打ちが治らないという方も実は少なくありません。
今回は、むち打ちについて解説していきます!
むち打ちの症状が残る理由とは?
交通事故後、「首を動かすと痛い」「頭が重い」「めまいがする」といった症状が続く方が多くいます。
一般的には「首の後ろの筋肉(僧帽筋や後頭下筋群)」の緊張が原因とされますが、
実は“首の前側”の筋肉や神経のこわばりが、症状を長引かせていることが非常に多いのです。
首の前側が関係する理由
首の前には「深頚屈筋群(長頚筋・長頭筋)」というインナーマッスルがあり、
頭を支え、姿勢を安定させる重要な働きをしています。
事故の衝撃で頭が前後に大きく振られると、
この深層筋が“引き伸ばされて過緊張”の状態になります。
その結果:
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首の動きが制限される
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自律神経が乱れやすくなる(頚動脈・迷走神経に影響)
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頭痛・めまい・吐き気・倦怠感などの二次症状が出やすくなる
つまり、後ろが痛いのに原因は前側にある——
これが、むち打ちが「なかなか治らない」「違和感がずっと残る」原因のひとつです。
セルフケアでできること
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呼吸を整える:浅い呼吸は前頚部を固めます。鼻からゆっくり吸い、口から長く吐く呼吸を意識。
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温める:首の後ろだけでなく、鎖骨下や胸まわりも温めると血流が改善します。
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顎を軽く引く姿勢を意識:頭が前に出る「ストレートネック姿勢」は再発の原因。
※強く押したりストレッチしすぎると、神経や血管を圧迫することがあるため注意が必要です。
一般的な整骨院でできること
一般的な整骨院では、
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首や肩の筋肉をほぐす
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背骨や骨盤のバランスを整える
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電気療法で炎症を抑える
といった施術が中心です。
これにより一時的に軽くなることはありますが、
「首の前の筋肉」や「自律神経系」へのアプローチがない場合、
根本的な回復には時間がかかることもあります。
当院でできること
当院では、むち打ち症を首の構造・神経・自律神経の乱れとして総合的に捉え、
以下のような多層的アプローチを行っています。
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首の前側(深頚屈筋群)と胸郭の調整
前方の筋膜のねじれを解放し、首の可動域を回復。 -
頭蓋調整
頭と頚椎の連動を整え、自律神経の乱れを安定。 -
内臓・呼吸の調整
横隔膜や肋骨の硬さをゆるめることで、呼吸を深くし、回復力を高める。 -
ファシアリリース
首〜胸〜肩〜背中の膜の連動を整え、全身のバランスを回復。 -
歩行・姿勢再教育
首への負担を減らす姿勢と動き方を身につけ、再発を防ぐ。
このように、首だけでなく「体全体のリズム」を整えることで、
残っていた違和感やだるさが軽くなりやすくなります。
まとめ
むち打ち症がなかなか治らないのは、「首の前側」に原因が残っていることが多いです。
筋肉や関節の問題に加え、呼吸や自律神経のバランスも整えることで、
再発しにくく、軽やかに動ける首を取り戻せます。
交通事故後のむち打ち症状が長引いている方は、当院にお任せください。
参考リンク
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厚生労働省 e-ヘルスネット「むち打ち症」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-02-007.html -
日本整形外科学会「頚椎捻挫(むち打ち症)」
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/neck_injury.html
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この記事の監修者
「身体を変える。未来を変える。」
キトキト鍼灸接骨院 院長 中土 育弘(なかつち やすひろ)
経歴
- 東洋医療専門学校 鍼灸師学科卒業
- 平成医療学園専門学校 柔道整復師学科卒業
- 明治東洋医学院専門学校 教員養成学科卒業
- 東洋医療専門学校 鍼灸師学科 専任教員
- 2023年10月 キトキト鍼灸接骨院 開業