背中美人になるには?肩甲骨と背中の見た目の関係
背中美人になるには?肩甲骨と背中の見た目の関係
「後ろ姿を写真で見たら、思っていたより丸く見えた」
「肩甲骨が埋もれて見える」
「背中がなんとなく大きく見える」
「猫背を直して、スッキリした後ろ姿になりたい」
鏡では正面を見ることが多いので、意外と気づきにくいのが「背中の見た目」です。
大阪市東成区大今里のキトキト鍼灸接骨院です。
背中をスッキリ見せようと思うと、
「背中のお肉を落とさないと」
「肩甲骨を寄せればいい」
と思われる方も多いと思います。
もちろん体脂肪なども見た目に影響します。
でも、同じ身体でも姿勢や肩甲骨の位置、腕の位置などによって、後ろ姿の印象は変わります。
今回は「背中美人」をテーマに、肩甲骨と背中の見た目の関係を解説します。
背中の見た目に肩甲骨はどう関係する?
肩甲骨は、背中側にある左右一対の骨です。
ただし、背骨のようにガッチリ固定されているわけではありません。
腕を上げる。
前へ伸ばす。
後ろへ引く。
こうした動きに合わせて、肩甲骨も胸郭の上を動きます。
そのため肩甲骨の位置や動き方は、後ろから見た時の肩や背中のラインにも関係します。
例えば、
・肩が前へ入っている
・肩甲骨が外側へ広がっている
・左右の肩甲骨の位置が違う
・腕が内側へ捻れている
・背中が丸くなっている
このような状態では、背中が丸く見えたり、肩周りが前へ巻き込んで見えたりすることがあります。
「肩甲骨を寄せる」と背中美人になる?
ここはよくある勘違いです。
姿勢を良くしようとして、
「胸を張って!」
「肩甲骨を寄せて!」
と言われた経験はありませんか?
確かに一時的には背筋が伸びて、姿勢が良く見えるかもしれません。
でも、肩甲骨は本来動くものです。
ずっと後ろへ寄せて固定することが、良い姿勢とは限りません。
無理に肩甲骨を寄せ続けると、
肩や背中に力が入る。
腰を反って胸を張る。
呼吸がしにくい。
といった状態になることもあります。
目指したいのは、
「肩甲骨を寄せた姿勢」
ではなく、
「必要に応じて肩甲骨が自然に動ける身体」です。
背中が丸く見えるのは肩甲骨だけが原因ではありません
肩甲骨だけ整えれば、後ろ姿がすべて変わるわけではありません。
肩甲骨が乗っている土台は「胸郭」です。
胸郭とは、胸椎や肋骨などで構成される胸周りの部分です。
例えば背中が丸まり、胸郭の位置が変われば、その上にある肩甲骨の位置も変わります。
つまり、
「肩甲骨の位置がおかしいから姿勢が悪い」
だけではなく、
「肩甲骨が乗っている背中側の状態によって、肩甲骨の位置が変わっている」
という見方もできます。
肩甲骨だけを無理に動かすのではなく、その土台となる背中や肋骨まで見ることが大切です。
呼吸も背中の見た目と関係する?
呼吸というと、
「胸やお腹が動くもの」
というイメージが強いかもしれません。
でも、呼吸では肋骨が前だけでなく横や後ろにも動きます。
息を吸った時に背中側にも広がりが出ることで、胸郭全体が動きます。
ところが長時間のデスクワークなどで背中をほとんど動かさずに過ごしていると、
「背中がガチガチ」
「肩甲骨周りが動かしにくい」
と感じる方もいます。
背中美人を目指すなら、肩甲骨だけをグルグル回すのではなく、背中や肋骨が動きやすい状態を作ることも一つです。
巻き肩になると背中はどう見える?
肩が前方へ入り、腕が内側へ向いた状態では、肩甲骨も外側へ位置しやすくなります。
すると後ろから見た時に、
・背中が横に広く見える
・肩周りが丸く見える
・首が短く見える
・肩甲骨のラインが分かりにくい
と感じることがあります。
だからといって、無理に胸を張る必要はありません。
確認したいのは、
「なぜ肩が前へ入っているのか?」
です。
胸周りの硬さ。
背中の動き。
肩関節の動き。
普段の座り方。
スマートフォンやパソコンを見る時間。
こうした日常生活も関係します。
肩甲骨が浮き出ていればキレイとは限りません
「肩甲骨がくっきり見える背中になりたい」
という方もいると思います。
ただ、
「肩甲骨が浮き出ている=良い状態」
とは限りません。
肩甲骨は複数の筋肉によってコントロールされています。
肩甲骨の内側が大きく浮いていたり、左右差が強かったりする場合は、単純に「背中が細いから肩甲骨が見えている」とは限りません。
見た目だけでなく、
腕をスムーズに上げられるか。
左右で動きが大きく違わないか。
痛みがないか。
こうした機能面も一緒に見ることが大切です。
背中美人になるために自宅でやってほしいこと
まずは「肩甲骨を寄せる」ことより、背中全体を動かしてみましょう。
椅子に座った状態でも構いません。
両手を前に伸ばします。
そのまま背中を少し丸めながら、肩甲骨の間を広げるイメージでゆっくり息を吸います。
背中側に空気を入れるようなイメージです。
そして息を吐きながら元に戻します。
ポイントは、肩に力を入れないこと。
大きく動かそうとしなくても大丈夫です。
普段動かしていない背中や肋骨を、呼吸と一緒にゆっくり動かしてみてください。
背中をキレイに見せたいなら「立ち方」も大切
ここも意外と見落とされます。
肩甲骨周りを整えても、普段の立ち方が変わらなければ、いつもの姿勢に戻りやすくなります。
例えば、
骨盤を前へ突き出して立つ。
腰を強く反って胸を張る。
片脚ばかりに体重を乗せる。
頭が身体より前へ出ている。
こうした立ち方でも、背中の見え方は変わります。
背中美人を目指すなら、
肩甲骨だけ。
背中だけ。
ではなく、
「全身でどう立っているか?」
まで確認してみてください。
背中美人=肩甲骨を寄せることではありません
スッキリした後ろ姿を作るために、肩甲骨は大切です。
でも、
肩甲骨だけを寄せる。
肩甲骨だけをほぐす。
背中だけを鍛える。
それだけで考える必要はありません。
肩甲骨。
胸郭。
背骨。
肩関節。
呼吸。
立ち方。
身体は全部つながっています。
見た目を整えたい時も、痛みを見る時と同じです。
「気になる場所だけを見る」のではなく、
「なぜ今この姿勢になっているのか?」
を考えることが大切です。
大阪市東成区・今里で姿勢や背中の見た目が気になる方へ
キトキト鍼灸接骨院では、肩甲骨だけを無理に動かすのではなく、
背骨や胸郭の動き。
肩関節。
呼吸。
骨盤。
立ち方。
歩き方。
など、必要に応じて身体全体を確認します。
「肩甲骨が埋もれて見える」
「猫背や巻き肩が気になる」
「背中をスッキリ見せたい」
「姿勢を整えたいけど、何をしたらいいか分からない」
そんな方は一度ご相談ください。
身体を変える。未来を変える。
大阪市東成区大今里のキトキト鍼灸接骨院です。
参考文献・引用元
・Kibler WB, et al.
Clinical implications of scapular dyskinesis in shoulder injury: the 2013 consensus statement from the ‘Scapular Summit’.
British Journal of Sports Medicine.
肩甲骨の動きや位置と肩の機能を考える際の参考文献です。
・McClure P, et al.
Shoulder Function and 3-Dimensional Scapular Kinematics in People With and Without Shoulder Impingement Syndrome.
Physical Therapy.
腕の動きに伴う肩甲骨の三次元的な運動について検討した研究です。
・Kebaetse M, McClure P, Pratt NA.
Thoracic position effect on shoulder range of motion, strength, and three-dimensional scapular kinematics.
Archives of Physical Medicine and Rehabilitation.
胸椎の姿勢と肩の動き、肩甲骨の運動との関係を検討した研究です。
※背中の見た目には、姿勢や肩甲骨の位置だけでなく、体格・筋肉量・体脂肪・骨格などさまざまな要素が関係します。肩甲骨や姿勢を整えることで特定の見た目になることを保証するものではありません。
キトキト鍼灸接骨院のアクセスマップ
大阪市東成区大今里2-11-27 岡本ビル1F
地下鉄千日前線今里駅、新深江駅徒歩約10分
この記事の監修者

「身体を変える。未来を変える。」
キトキト鍼灸接骨院 院長 中土 育弘(なかつち やすひろ)
経歴
- 東洋医療専門学校 鍼灸師学科卒業
- 平成医療学園専門学校 柔道整復師学科卒業
- 明治東洋医学院専門学校 教員養成学科卒業
- 東洋医療専門学校 鍼灸師学科 専任教員
- 2023年10月 キトキト鍼灸接骨院 開業
