もう悩まない!ストレートネック治し方とは?
スマホやパソコンの使い過ぎで、首の痛みに悩んでいませんか?
もしかしたら、あなたの首は「ストレートネック」かもしれません。
今回は、ストレートネックの原因や治療法について詳しく解説していきます。
Contents
ストレートネックとは?
ストレートネックとは、本来反りのあるカーブを描いている頸椎と呼ばれる首の骨がまっすぐの状態になっているものを言います。
猫背や長時間の同じ姿勢での作業、スマホの使い過ぎなどが原因で起こりやすく、肩こり、首こり、頭痛、吐き気、めまいなどの症状を引き起こします。
放置すると、頚椎ヘルニアなどの疾患により神経の圧迫が起こり、様々な症状に発展する可能性もあるため、早めに改善しておくことが大切です。
病院ではどんな治療を受けるの?
病院では、レントゲンやMRI検査で、ストレートネックの診断を受けます。
ストレートネックがあっても症状が無ければ、基本的に病院へ行かないと思いますが、肩こりや頭痛がひどくて、病院へ行った際に、ストレートネックと診断されることがあります。
その場合は、消炎鎮痛剤のような痛み止めやシップなどを処方されたり、牽引が行われます。
しかし、根本的な原因へのアプローチは限られており、症状が改善しないケースも多いのが現状です。
ストレートネックを改善するためには?
ストレートネックを改善するためのセルフケアは、日々の生活習慣を見直し、正しい姿勢を意識し、筋肉の緊張を和らげることを目的に行っていきます。
効果を実感するためには継続が必要です。
姿勢の改善
正しい姿勢を意識する
パソコン作業やスマホの利用時には、画面を目線の高さに合わせて、猫背にならないように注意しましょう。
椅子に座る際には、背筋を伸ばして、椅子に深く座り、足の裏を床につけて骨盤を立てましょう。
股関節と肩のてっぺん、耳の穴が一直線になっていることが理想です。
肩甲骨の意識
肩甲骨は、外に開いて上に上がりやすいため、肩甲骨を寄せて下げることを意識しましょう。
肩に手を置いて、肘を大きく回す運動も効果的です。
意識的に行うことで、首や肩の筋肉の緊張が和らぎ、首や肩のこり、頭痛が楽になっていきます。
肩甲骨をはがすような体操なども効果的です。
顎を引く
ストレートネックになると、頭を前に突き出したような状態になります。
その場合は、しっかりと顎を引いて、首の自然なカーブを取り戻すように意識していきましょう。
ストレートネックの状態が続くと、顎の下の筋肉が使われなくなり、顎の下に肉が付きやすくなりますので、美容面の観点からも顎を引くことを意識してもらうと良いですね。
ストレッチ
首のストレッチ
ゆっくりと首を前後左右に倒してストレッチしましょう。
また、鎖骨の下あたりを手で押さえて、首を左右に向けて上を向く形で、首の前の筋肉をストレッチするのもおすすめです。
胸鎖乳突筋という筋肉のストレッチになり、頭が前に行くときによく使う筋肉になりますので、ストレートネックの方には必ず伸ばしてほしい筋肉です。
肩のストレッチ
肩を回したり、腕を伸ばして、肩甲骨を動かしてストレッチしましょう。
肩甲骨は、外に開いて上に上がりやすいため、その状態になると頭が前に出やすくなります。
肩甲骨を正しい位置に戻すこともストレートネックを改善するために非常に大切になります。
胸のストレッチ
胸の筋肉は猫背になりやすい原因になります。
腕を後ろに回して組むストレッチなどが有効です。
こちらも肩甲骨と同様に、猫背になると肩甲骨の位置異常から頭の位置異常につながります。
壁に手を着いて胸を開くようなストレッチも有効です。
筋力トレーニング
首の筋力トレーニング
首を支える筋肉を鍛えることで、姿勢の維持がしやすくなります。
また、頭が前に出ている状態だと、首の後ろ側の筋肉が引っ張られてうまく使えなくなり、硬くなった結果首や肩のこりにもつながりますので、首の後ろを鍛えることは大変重要です。
簡単なトレーニング方法として、頭を枕に押し付けるやり方があります。
仰向けで寝た状態で、頭を枕に押し付けて、首の後ろ側をトレーニングしていきます。
10秒程度押し付けて、休む、また10秒押し付けて、休むを3~5回程度繰り返すと良いでしょう。
ただし、無理は禁物です。
首周りに症状があり、トレーニングで痛みが出る場合はやめておきましょう。
生活習慣の改善
スマホやパソコンの使用時間を制限する
長時間の同じ姿勢での作業はストレートネックの原因となります。
こまめに休憩をとったり、ストレッチを入れるなどをして、ケアしていきましょう。
日々の生活で気を付けること
睡眠時の姿勢に気を付ける
高すぎる枕はストレートネックを悪化させる場合があります。
ストレートネックの方は高い枕の方が寝やすいと仰られることが多いのですが、これはストレートネックを助長しやすいため、できるだけ低い枕を使用してください。
最初は寝にくいかもしれませんが、継続していくことが大切です。
定期的な運動
ウォーキングなどの軽い運動で結構ですので、習慣化していくことで全身の血行を良くして、筋肉の緊張を和らげていきましょう。
適切な水分補給
体内の水分が不足することで、筋肉は緊張していきやすくなります。
1日2リットルを目標にこまめに摂取していきましょう。
ストレートネックのセルフケアをお伝えしましたが、あくまで症状を改善するための補助的な役割になります。
痛みやしびれなどの症状が強い場合は、医師の診察の元行ってください。
ストレッチやトレーニングは痛みが出ない範囲で行うことが大切ですので、無理に負荷をかけて痛めることがないようにしましょう。
そして何よりも継続が一番です!
当院のストレートネックの改善方法
一人ひとりのお身体を問診、検査で確認して施術を行います。
ストレートネックの原因は人によって違います。
また、猫背や巻肩などが原因で起こることも多くありますが、それだけが原因ではない場合もあります。
多くの方は、首周り、肩甲骨、背骨に原因がありますが、当院の骨格・骨盤矯正では骨盤や股関節、膝、足首まで確認し、施術を行っていきます。
また、必要であれば骨格・骨盤以外に、筋肉、内臓、神経、血管などにもアプローチを行い、施術後に戻ったということがないよう施術を行っていきます。
ただし、根本的に姿勢を変える際にはある程度時間がかかりますので、まずは症状を含めてお身体の状態を詳しく見てからご説明させていただきます。
先ほどお伝えしたセルフケアの指導も含めて、施術を継続していくことでストレートネックはどんどん良くなっていきますので、一人で悩まずにお気軽に当院にご相談くださいね!
キトキト鍼灸接骨院のアクセスマップ
この記事の監修者
「身体を変える。未来を変える。」
キトキト鍼灸接骨院 院長 中土 育弘(なかつち やすひろ)
経歴
- 東洋医療専門学校 鍼灸師学科卒業
- 平成医療学園専門学校 柔道整復師学科卒業
- 明治東洋医学院専門学校 教員養成学科卒業
- 東洋医療専門学校 専任教員経験
- 2023年10月 キトキト鍼灸接骨院 開業