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本当の骨盤矯正とは?骨盤の歪みを正しく考える

本当の骨盤矯正とは?骨盤の歪みを正しく考える

「骨盤が歪んでいますね」

「右の骨盤が上がっています」

「骨盤を正しい位置に戻しましょう」

整体や接骨院などで、このように言われた経験はありませんか?

大阪市東成区大今里のキトキト鍼灸接骨院です。

腰痛や姿勢の悩みがあると、

「骨盤が歪んでいるから痛いのかな?」

と思う方も多いと思います。

ただ、私が骨盤を見る時は、

「右が上がっている」
「左が下がっている」

だけでは判断しません。

そもそも「骨盤」と一括りにして考えること自体が、身体を見るうえでは少し大ざっぱだからです。

 

そもそも「骨盤」とは一つの骨ではありません

骨盤という名前から、一つの大きな骨をイメージするかもしれません。

実際には、

・左右の寛骨
・仙骨
・尾骨
・仙腸関節
・恥骨結合

などから構成されています。

だから当院では、

「骨盤が歪んでいる」

だけで終わらせず、

仙骨はどうなっているのか。

左右の寛骨はどうなのか。

仙腸関節周辺の動きはどうなのか。

尾骨はどうなのか。

と分けて確認します。

実際、骨盤全体の問題に見えていても、身体を細かく確認すると、

「仙骨周辺の動きに特徴がある」

「尾骨周辺に問題がみられる」

「左右の寛骨の動き方が違う」

など、同じ「骨盤」という言葉では説明しきれないことがあります。

尾骨も骨盤を見るうえで大切

意外と見落とされやすいのが尾骨です。

尾骨には骨盤底筋群をはじめ、周囲の靱帯や筋肉などが関係しています。

例えば、

過去に尻もちをついた。

出産を経験した。

長時間座っていることが多い。

座ると尾骨周辺に違和感がある。

このような方では、尾骨周辺の状態も確認することがあります。

「骨盤矯正」と聞くと左右の骨盤ばかりに目が向きますが、骨盤の後方には仙骨があり、その先には尾骨があります。

骨盤を見るなら、ここも無視できません。

仙骨だけに問題がみられることもある

仙骨は背骨の一番下にあり、左右の寛骨との間に仙腸関節があります。

上半身と下半身の間に位置するため、立つ・歩く・身体を曲げるなど、さまざまな動作と関係します。

そのため当院では、

「骨盤が右にズレている」

という見方だけではなく、

仙骨周辺の動きはどうなのか。

左右差はあるのか。

背骨や股関節の動きとどう連動しているのか。

まで確認します。

骨盤全体を一つの塊として見るより、

「どこに問題がありそうなのか?」

を細かく見ていくことが大切です。

骨盤を変えるのは筋肉や関節だけではない

ここが当院で骨盤を見る時に大切にしている部分です。

骨盤の中には、

膀胱。

直腸。

女性では子宮や卵巣など。

さまざまな臓器があります。

そして、それらが骨盤の中にただ浮いているわけではありません。

骨盤底筋群や筋膜、靱帯など、周囲のさまざまな組織と関係しながら存在しています。

当院では必要に応じて、こうした骨盤内の組織とのつながりも身体を見る一つの視点にしています。

例えば当院の評価では、SRGVP板と呼ばれる骨盤内の支持組織に対する考え方を用いることもあります。

ただし、

「内臓が悪いから骨盤が歪む」

「SRGVP板を調整すれば骨盤が治る」

という単純な話ではありません。

これは当院が身体全体のつながりを評価する際に用いる臨床的な視点の一つです。

骨盤周辺には骨・関節だけではなく、筋肉、筋膜、靱帯、骨盤底、骨盤内臓器など多くの組織があります。

だから骨だけを見て、

「ここがズレています」

と考えるのではなく、

なぜ今この状態になっているのか?

を広く確認する必要があると考えています。

さらに股関節と背骨も見る

骨盤の上には背骨。

下には股関節があります。

例えば股関節が十分に動かなければ、本来股関節で行いたい動きを骨盤や腰で補うことがあります。

背中が動きにくい場合も、腰や骨盤周辺に動きが集中することがあります。

だから骨盤だけを整えても、

股関節が動かない。

背骨が動かない。

立ち方が変わらない。

歩き方が変わらない。

となれば、再び同じ場所に負担が集中する可能性があります。

「骨盤の位置」より「なぜそうなったのか?」

当院で骨盤を見る時は、

骨盤の位置だけではなく、

・仙骨
・尾骨
・左右の寛骨
・仙腸関節周辺
・筋肉や筋膜
・骨盤底
・必要に応じた骨盤内組織との関係
・股関節
・背骨
・立ち方
・歩き方

などを確認します。

もちろん、すべての方にすべての項目が問題になるわけではありません。

身体を検査して、

「この方の場合はどこを見る必要があるのか?」

を判断していきます。

本当の骨盤矯正とは?

私が考える骨盤矯正は、

「ズレた骨を正しい位置にはめ込む」

ことではありません。

もっと大切なのは、

「なぜ今、この骨盤の状態になっているのか?」

を見つけることです。

仙骨なのか。

尾骨なのか。

股関節なのか。

背骨なのか。

筋肉や筋膜なのか。

骨盤内の組織との関係なのか。

立ち方や歩き方なのか。

一人ひとり違います。

そして施術で身体を整えた後は、

立つ。

歩く。

仕事をする。

家事をする。

毎日の生活に戻ります。

だから施術だけではなく、整えた身体をどう使うのかまで考える。

骨盤を見る。

でも、骨盤だけを見ない。

これがキトキト鍼灸接骨院で考えている「骨盤矯正」です。

 

大阪市東成区・今里で骨盤矯正をお探しの方へ

キトキト鍼灸接骨院では、「骨盤が歪んでいる」という一言だけで身体を判断しません。

仙骨や尾骨、左右の寛骨、股関節、背骨などを確認し、必要に応じて身体内部の組織とのつながりや、立ち方・歩き方まで見ていきます。

「骨盤矯正を受けてもすぐ戻る」

「腰痛を何度も繰り返している」

「産後から身体の感覚が変わった」

そんな方は、一度「骨盤の位置」だけではなく「なぜ今の状態になっているのか?」まで確認してみませんか?

大阪市東成区大今里、今里駅・新深江駅周辺で腰痛や骨盤周辺の不調にお悩みの方は、キトキト鍼灸接骨院へご相談ください。

 

 

参考文献・引用元

1.Vleeming A, et al.
The sacroiliac joint: an overview of its anatomy, function and potential clinical implications.
Journal of Anatomy. 2012;221(6):537-567.

仙腸関節の解剖や機能、骨盤周囲の筋・筋膜・靱帯との関係などをまとめたレビューです。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22994881/

2.Cho HJ, Kwak DS.
Movement of the sacroiliac joint: Anatomy, systematic review, and biomechanical considerations.
Proceedings of the Institution of Mechanical Engineers, Part H. 2021;235(3):357-364.

仙腸関節には動きがあるものの、その可動性は大きくないことなどを検討したシステマティックレビューです。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33256545/

3.Woon JTK, Stringer MD.
Clinical anatomy of the coccyx: A systematic review.
Clinical Anatomy. 2012;25(2):158-167.

尾骨の関節、靱帯、筋肉、動き、神経などについてまとめたシステマティックレビューです。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21739475/

4.Roch M, et al.
The Female Pelvic Floor Fascia Anatomy: A Systematic Search and Review.
Life. 2021;11(9):900.

骨盤内には骨だけでなく、骨盤内臓器、筋肉、筋膜、結合組織などが複雑に存在していることを理解するための参考文献です。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34575049/

5.Cooperstein R, Hickey M.
The reliability of palpating the posterior superior iliac spine: a systematic review.
Journal of the Canadian Chiropractic Association. 2016;60(1):36-46.

上後腸骨棘(PSIS)の左右差を触診だけで評価する方法には、検者間の信頼性に限界があることを報告したシステマティックレビューです。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27069265/

※骨盤周囲には、骨・関節だけでなく筋肉、筋膜、靱帯、骨盤底、骨盤内臓器など多くの組織が存在し、相互に関係しています。

一方、本記事で触れているSRGVP板については、当院が身体全体を評価する際に用いている臨床的な考え方の一つです。「SRGVP板の異常が骨盤の歪みを起こす」という因果関係が、上記文献によって医学的に確立されているという意味ではありません。

 

キトキト鍼灸接骨院のアクセスマップ

大阪市東成区大今里2-11-27 岡本ビル1F
地下鉄千日前線今里駅、新深江駅徒歩約10分

この記事の監修者

「身体を変える。未来を変える。」

キトキト鍼灸接骨院 院長 中土 育弘(なかつち やすひろ)

経歴

  • 東洋医療専門学校 鍼灸師学科卒業
  • 平成医療学園専門学校 柔道整復師学科卒業
  • 明治東洋医学院専門学校 教員養成学科卒業
  • 東洋医療専門学校 鍼灸師学科 専任教員
  • 2023年10月 キトキト鍼灸接骨院 開業

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