昔の怪我が今の身体に及ぼす影響|何年も前の怪我は関係ある?
昔の怪我が今の身体に及ぼす影響|何年も前の怪我は関係ある?
「昔、右足首を捻挫しました」
「学生時代に膝を痛めたことがあります」
「10年以上前の怪我なので、今の腰痛とは関係ないですよね?」
問診をしていると、このようなお話を聞くことがあります。
大阪市東成区大今里のキトキト鍼灸接骨院です。
怪我そのものは治っていて、痛みも残っていない。
それでも、昔の怪我が現在の身体の状態に関係していることはあります。
ポイントは、
「昔の怪我がまだ治っていない」
ということではありません。
怪我をした時に身についた「かばい方」や、怪我をした場所の動きにくさなどが残っていないかを見ることです。
痛みがなくなれば元通り?
例えば、右足首を強く捻挫したとします。
怪我をした直後は痛いので、
右足に体重をかけない。
左足でかばって歩く。
歩幅を小さくする。
足首をあまり動かさずに歩く。
こうした動きになるのは自然なことです。
その後、組織が回復して痛みがなくなれば、日常生活には戻れます。
ただし、
「痛みがなくなったこと」と「怪我をする前と同じように身体を使えていること」は、必ずしも同じではありません。
足首の動きが少し小さい。
右脚に体重を乗せにくい。
片脚で立つと不安定。
歩く時に左右差がある。
こうした状態が残っていることもあります。
本人は何年も同じ動きをしているため、その違いに気づいていないこともあります。
身体は別の場所で補うことがある
身体は一つの場所だけで動いているわけではありません。
足首。
膝。
股関節。
骨盤。
背骨。
肩。
それぞれが関係しながら身体を動かしています。
例えば足首が十分に動かなければ、膝や股関節など別の場所で動きを補うことがあります。
昔の右膝の怪我をかばって左脚をよく使うようになれば、立ち方や歩き方にも左右差が出るかもしれません。
その状態で何年も仕事や家事、スポーツを続けていれば、怪我をした場所とは違うところに負担を感じることもあります。
だから、
「今は腰が痛いから腰だけ」
ではなく、過去にどんな怪我をしてきたのかも身体を見るうえで大切な情報になります。
昔の怪我=今の痛みの原因ではありません
ここは間違えないようにしたいところです。
「10年前に足首を捻挫したから、今の腰痛はそれが原因です」
と簡単に決めることはできません。
腰痛や肩こりなどの身体の不調には、さまざまな要因が関係します。
仕事。
運動。
睡眠。
姿勢。
身体の使い方。
活動量。
現在の身体の状態。
過去の怪我は、その中の一つの情報です。
大切なのは昔の怪我を探して原因にすることではなく、
「現在の身体にどんな影響が残っているのか?」
を実際の動きから確認することです。
昔の怪我で確認したいこと
昔の怪我を思い出せる方は、次のようなことを確認してみてください。
・骨折や捻挫をしたことがある
・靭帯や筋肉を痛めたことがある
・手術を受けたことがある
・スポーツで同じ場所を何度も痛めた
・怪我をしてから左右どちらかをかばっていた
・リハビリを十分にせず競技や仕事へ復帰した
・怪我をした側だけ動かしにくさが残っている
「昔のことだから関係ない」と思わず、施術を受ける際には伝えておくと身体を見るためのヒントになります。
自分でも左右差を確認してみよう
難しい検査をする必要はありません。
まずは普段の生活を振り返ってみてください。
いつも同じ脚に体重をかけて立っていないか。
片脚立ちは左右同じようにできるか。
しゃがんだ時に左右差はないか。
歩く時に片方だけ歩幅が小さくなっていないか。
靴底の減り方に大きな左右差はないか。
ただし、左右差があるからといって、それだけで異常と判断する必要はありません。
「自分にはこんな使い方の癖があるんだな」
と身体を知るきっかけにしてみてください。
よくある勘違い
「昔の怪我を治せば今の痛みも治る」
現在の症状にはさまざまな要因が関係するため、過去の怪我だけで説明できるとは限りません。
「痛くないから完全に元通り」
痛みがなくても、動きや身体の使い方に違いが残っている場合があります。
「身体の左右差は全部なくした方がいい」
人間の身体にはある程度の左右差があります。左右差があること自体を問題にするのではなく、それが現在の動きや負担にどう関係しているかを見ることが大切です。
放置するとどうなる?
昔の怪我があるからといって、必ず将来痛みが出るわけではありません。
ただ、動きにくさやかばう癖が残ったまま、仕事やスポーツなどで同じ負担を繰り返していると、特定の場所に負担が集中することがあります。
「いつも同じ側の腰が痛い」
「片方の肩ばかりこる」
「同じ脚ばかり疲れる」
そんな時は、現在痛い場所だけではなく、過去の怪我や身体の使い方まで振り返ってみる価値があります。
来院を考える目安
・同じ場所の痛みを何度も繰り返す
・左右どちらかだけ負担を感じる
・昔怪我をした場所が動かしにくい
・スポーツ復帰後から身体のバランスが気になる
・施術を受けると楽になるけれど、また戻ってしまう
このような場合は、痛い場所だけでなく身体全体の動きを確認してみるのも一つです。
なお、強い痛みや腫れ、しびれ、筋力低下、新しい外傷などがある場合は、必要に応じて医療機関での検査も検討してください。
大阪市東成区・今里で繰り返す身体の不調にお悩みの方へ
キトキト鍼灸接骨院では、現在痛い場所だけでなく、
・過去の怪我
・関節の動き
・身体の左右差
・立ち方
・歩き方
・日常生活での身体の使い方
なども確認します。
昔の怪我を「今の痛みの原因」と決めつけるためではありません。
その怪我をした後、身体がどう変わったのか。
現在も何か動きにくさやかばう癖が残っていないか。
そこまで確認することで、今痛い場所に負担がかかっている背景が見えてくることがあります。
「昔の怪我だから関係ない」
そう思っていたことが、今の身体を知るヒントになるかもしれません。
大阪市東成区大今里、今里駅・新深江駅周辺で慢性的な腰痛や肩こり、繰り返す身体の不調にお悩みの方は、キトキト鍼灸接骨院へご相談ください。
キトキト鍼灸接骨院のアクセスマップ
大阪市東成区大今里2-11-27 岡本ビル1F
地下鉄千日前線今里駅、新深江駅徒歩約10分
この記事の監修者

「身体を変える。未来を変える。」
キトキト鍼灸接骨院 院長 中土 育弘(なかつち やすひろ)
経歴
- 東洋医療専門学校 鍼灸師学科卒業
- 平成医療学園専門学校 柔道整復師学科卒業
- 明治東洋医学院専門学校 教員養成学科卒業
- 東洋医療専門学校 鍼灸師学科 専任教員
- 2023年10月 キトキト鍼灸接骨院 開業
